イージーオーダー

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マーク・ラファロという海

 マーク・ラファロは1967年11月22日生まれ、現在46歳のアメリカ俳優です。チャームポイントは熊を思わせるずんぐりとした体型と人なつこい笑顔でしょうか。
 映画好きの方なら知らないはずがないと言えるほど、出演作品は多岐にわたっています。ハリウッドで活躍する傍ら、今でも出発点である舞台に立ち、最近では環境問題にも力を入れて取り組んでいるらしく社会派俳優としても知られてます。素敵。
 私が初めてラファロと出会ったのは「アベンジャーズ」でした。ええ分かってます、遅いですよね。実はその前にシャッター・アイランドを見ているはずなのですが、全く記憶にありませんでした。
 ともかく、初めてラファロをラファロとして認識したその日から、私はこの「顔」更には「体」の虜になりました。
 アベンジャーズを見るきっかけは「映画(の男たち)との出会い」で書いたように私のハート泥棒ロバート・ダウニー・Jrが出演しているからでした。ぶっちゃけそれ以上でも以下でもありませんでした。
 しかし、私はそこで運命を左右する出会いをしてしまったのです。

 な、なにこのおじさんは……

 なんていい顔なの……

 えっちょっとやだ……

 やだ……

 やだーーーーーーーーー!!!!!//////

 ハルク役のおじさんがマーク・ラファロという中堅俳優だと知ったのは映画が全て終わり慌てて買ったパンフレットを読んだときでした。
 あなた、ラファロって言うのね、ふふっ、ラーファロ。
 そしてそれからは暇を見つけてはアベンジャーズを見に映画館へ足を運びつつ、過去のラファロ出演作品を見るようになりました。と言ってもそれほど見てません。実はそれほど見てません。でも大丈夫、ラファロが好きって気持ちは本物。
 ラファロの出演作品を見ていくうちに、気づいたことがありました。
 あれ、この人ベッドシーン多くね?
 そうなのです。マーク・ラファロはなんと良く脱ぐ俳優だった。しかも脱ぐだけじゃなくベッドシーンが多いのです。
 ぱっと見てイケメンと言える風貌でもなく、特別体を鍛えているわけでもない。それなのにまあ脱ぐわ脱ぐわ。そして私は思ったのです。
 
 マーク・ラファロは海だ。

 うぃんどいずぶろうぃんぐふろむざえいじあ~らふぁろはうみ~
 好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る、そんな女たちを包み込むマーク・ラファロはまさに海である。
 なんでこんなこと思ったかって、ラファロは映画の中で不倫の相手だったり一夜の相手だったりすることが多いから。つまり、アメリカ女性が一晩お願いしたいと思うような男であると言えます。
 胸毛を蓄えた雄々しい胸に顔を埋めて一晩過ごしたい。それは全世界の女性の夢である。(言い切る)
 そんなラファロは現実では女優の妻を持ち三人の子供に恵まれている父親なわけですが、それはそれとして映画の中のラファロは女性の夢を体言した海のような存在であるのは間違いないでしょう。
 ラファロを海のように思っているのは私のような女性ばかりではありません。映画監督だってそうなのです。ラファロはインタビューの中で「監督は困ったら僕を呼ぶ」(超絶意訳)と言っています。実際、色々な監督と仕事をし作品ごとにキャラクターの違う役を演じて絶賛されているラファロ。彼の海の様に広い演技の幅は映画全体の可能性を広げまた包み込むのです。
 はい、きもちわるいですね。
 でも人を好きになるってこういうことじゃない?
 
 現在、角川シネマでグランド・イリュージョンのエクステンディッドエディション版が公開中です。(突然のステマ
 それでは皆さん、今後もマーク・ラファロという海に包まれようではありませんか。ね。